最速の梅雨入りと排水対策

昨日、近畿が最速の梅雨入り

私が住む東海も、史上2番目の早さで
平年より21日早いとのこと

いやいや、ネギは来月からの出荷に向け
これから最後の伸び盛りなのに~

ま、愚痴ってばかりでも仕方がないので
梅雨入りの影響とその対策を
自身への振り返りも兼ね、ご紹介します

梅雨の影響

梅雨になることで、
浸水による病気、害虫発生が増え、
排水不良による腐りがでます

これに対して
露地栽培で出来ることは
農薬の予防散布と排水対策

わたしの農場の対策

農薬の予防散布は
週間天気予報で雨続きの可能性が高い事を確認し
先週、済ませておきました

早めに済ませておいてホントに良かった~

又、排水対策は明きょという溝を掘る
のが一般的ですが
急には無理

わたしの農場は、
今年はネギへの土寄せが完了しており
又、畝間を広くとっているため
結果的に排水対策が出来ており、
多少は安心ではあります

写真の通り、溝を掘っているようなものです

病害虫はまだまだ心配ではありますが、
ここをうまく乗り切ると高値で売れる可能性が高まりますので
こまめに見回り、乗り切りたいです

家庭菜園向け対策

良い機会ですので、家庭菜園をされている方でも
実践できる排水対策をご紹介しますね

それは
水はけのよい土壌を作る
というもの

ここから難しい話になるのですが
土には3つの要素があります

  • 物理性
  • 化学性
  • 生物性

このうち物理性を改善させることで
排水性(水はけ)を改善させることができます

水はけを改善させるために
家庭菜園でできる対策は
硬い土をスコップで掘り起こした後
堆肥(とくにバーク堆肥)を入れ
土を発酵させることです

時間はかかりますが
土が発酵することで、
透水性、排水性が向上した土になります

家庭菜園程度の面積であれば、
これである程度は改善可能です

ただ、
あまりにも粘土質の土や、
地下水位が高く、すぐに水浸しになる箇所で
且つ、
面積が大きい場合は
明きょを掘った方が早くて労力が少なくて良い
というのが
実体験からの感想です

ああ、早く止まないかな~

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