利益≒手取りをどう増やすか
農家の年収を上げるためには
どうすれば良いのだろう?
と、最近、良く考えています
去年の年収はコチラに書いてます↓

年収は、
その年の各作物毎の利益の合計額であり
利益 = 売上 – 経費
なので、
各作物毎に売上を上げつつ、経費を抑え
利益≒手取りをどう増やすかを
考えることになります
今回は、売上について
わたしの考えを紹介したいと思います
※経費削減は別の機会でお話しします
売上 = 出荷量 × 単価 で単価を安定させ出荷量を増やす
売上 = 出荷量 × 単価
なので、
出荷量を増やすか
単価を上げるを
考えることになります
ここで、
私は単価をJAさんへの卸単価にすべき
と考えました
実は勘違いしている人が多いのがココで
JAさんの出荷基準は、
ベテラン農家さんは不満に思う方もいらっしゃるでしょうが
非農家から農家へ就農した人にとっては
ハードルがそれなりに高いです
栽培技術を確立していない内に、
有機栽培、自然栽培で独自出荷は
出荷量も安定せず、
販路も開拓していない為
単価も安定せず
わたしの技術では
ハードルが高すぎると考えました
慣行栽培は、
農薬と化学肥料に支えられてはいますが、
出荷基準をクリアしやすいのも事実
単価も出荷時期によって変動しますが
ある程度の計算が成り立ります
売上 = 出荷量 × 単価なので
単価の変動を一定範囲内に抑えることで
出荷量を上げていけば良い
と考えました
なので、この次は
出荷量をどう増やしていくか?
を考えます
出荷量 = 生産量×(1 – 不良率) で不良率を抑え、生産量を増やす
出荷量 = 出荷基準を満たす生産量
なので、
出荷量 = 生産量×(1 – 不良率)
となります
不良率を抑えるために
JAさん指定の肥料、農薬実施で
まずは品質を安定させることを目標としました
※現在は、別で書いている通り、自然栽培の考えを
取り入れた向上策を検討中
そして
生産量 = 耕作面積 × 栽培密度
と捉えましたが
栽培密度は、病気発生予防の為、
株間を広めに取っています
従い、耕作面積の拡大を目指しました
耕作面積拡大は、機械化による省力化と労働時間次第
耕作面積を拡大するためには
機械を導入した省力化と
労働時間を確保する必要があります
この耕作面積の拡大が
就農初期の最大の難関であり
ここが予め設備を持っていない非農家の
最大の弱点だと思っています
ここの初期設備投資資金として200万円ほど
あるとその後、拡大しやすいという感覚です
労働時間確保のために行っていること
そして労働時間の確保ですが
可能であれば
一人ではなくパートナーと就農が
良いです
労働時間を倍に出来るだけでなく
農作業自体が一人でやるのと二人でやるのでは
作業効率が違ってくるからです
ビニールトンネル張りや
マルチ張りは
二人で両端を持ち作業した方が
効率が良いですし
機械運転時も
一人が運転、一人が確認の方が
ミスが少なくなります
又、他の人を短期雇用することで
労働時間を確保するというやり方があります
わたしは、健常者2名の短期雇用と
福祉3施設と業務委託契約を交わし
サラリーマンで作業できない期間の
労働時間を確保しています
こんな風に”売上”を分解し
一つ一つを向上させていくことで
売上アップにつながると考えてます
次回は、経費削減について
お話ししたいと思います
コメント